2008年04月05日

『齋藤孝の速読塾』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『齋藤孝の速読塾』
・著者:齋藤孝
・出版社:筑摩書房
・ISBN:4-480-81651-8
・価格:¥1,200
・初版発行日:2006年10月25日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4480816518/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
齋藤 孝(さいとう たかし)

1960年静岡生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、
現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。NHKテレ
ビ「にほんごであそぼ」の企画・監修。

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<ブックレビュー>
この本では、たくさん本を読むためのコツを説明しています。
ミもフタもない言い方をすると、
別に本なんて読まなくても生きていけるんですけど、
齋藤さんは

>>
バランスのとれた価値判断能力を養う上で、多くの本を読むことが欠かせないと私は
思っています。本がたくさん読めない、あるいは読解力や理解力が足りない人の一般的
な傾向として、趣味が狭く、自分の好きなものだけに固執し、物事を決めつける性質が
あります。(P.13)
<<

と最初に言っています。
関西人は、自分の好きなものだけに固執し、物事を決めつける傾向がありますが、
本を読まない人が多いのかもしれません
(嘘です、関西人は自らわざとそう言っているだけで
本当は世界の多様性を受け入れています)。

あるものを「絶対である」と信じることによって、
その他のものすべてにバイアスをかけてしまうような生き方は
あまり豊かだとは思えないので、
そうならないためには、限られた時間の中で
たくさん本を読むテクニックも必要なのかもしれません。

>>
「多読は」そうした価値観の”偏食”を直してくれるのです。(P.14)
<<

>>
先入観や凝り固まった自分の考えに固執しないのが知性ですが、(P.43)
<<

こういう鋭い指摘を交えながら、
「速読・多読」の考え方(割り切り方)や方法が書かれています。

ここで言う「速読・多読」は、読後の到達ラインを明確にし、
使える概念をゲットすることが最終目標なので、
斜め読みや飛ばし読みをしてもOKとなんだそうです。
「本をたくさん読めば、本の内容なんてどうせ忘れていくので、
重要ポイントを見抜けるようにさえなれば
はじめから最後まで全部読まなくてもいい」
という考え方です。エッセンスだけを抽出する目を養う感じですね。
その後、
●同じ分野や作者の本をまとめて読むと慣れてくるので速く読める
●線を引いてポイントを押さえながら読むと効率的に読める
などの細かいテクニックに入っていきます。
しかし、線を引くのは、自分の本だけにしたいものですね。
(図書館の本に線を引くバカが最近はいるようですが)

>>
速読・多読」のもっとも基本にある精神は「およそ人の言うことで、わからないことはない」ということです。(P.190)
<<

と、最後にあります。
その気持ちで、まず多読をしていこうという心構えが一番大切なようです。
多読をすれば発想が柔軟になり、創造性が豊かになる。
そのコツを作者の経験から説明してくれています。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「多読は人生を変える!」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい人:本をたくさん読みたいと思っている人

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◆本日の格付け
☆☆☆★★
多読・速読のテクニックについてはそれほど目新しいものではないですが、
非常にわかりやすく丁寧に書かれています。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。



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2008年04月04日

『超人気プロコーチが教える モテる男の会話術』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『超人気プロコーチが教える モテる男の会話術』
・著者:播磨早苗
・出版社:PHP 研究所
・ISBN:4-569-65785-0
・価格:¥950
・初版発行日:2006年11月8日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4569657850/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
播磨 早苗(はりま さなえ)

1958年札幌生まれ。HBC北海道放送にアナウンサーとして勤務後独立。 コミュ
ニケーション心理学、自己表現、コーチングを学び、2001年フレックスコミュ
ニケーション設立。 自らも講師として、企業内の管理職研修、営業職研修、
プレゼン研修のほか、士業、教員、医師などを 対象としたオープンセミナー
女性のためのコミュニケーションセミナーなどを中心に活動する。

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<ブックレビュー>
本書は、フリーペーパーの『R25』で連載されている
『合コンから学ぶ。超実践! コーチング塾』を書籍化したもの。
コーチングの視点からモテ・テクを書いている、
新しいタイプの本と言えます。
コーチングの技術とリンクした
モテる男になる方法をいくつか紹介してみます。

<<
オンナのコは「きいたら、まず受け止めてほしい」んですよ。あなたが、反対
意見をもっていても、まずは受け入れてさえくれれば構いません。コーチング
的にいうと、これは「聴く」と言うスキルです。(P.19)
>>

そうですね〜。男性の方にぜひ分かっていただきたい部分です。
女は「正解」なんて求めてないのよっ!
そしてこれは、コーチングとしても重要な点ですね。
「聴く」というのは、「言いたいことは理解したよ」
ということが伝わるような聴き方。
たとえば、「相槌」「頷き」「自分の言葉を繰り返して言ってくれる」
「話したことをどう解釈したか、まとめて話してくれる」という感じ。
そうすることで、相手は安心し、「また会いたい人」となるわけです。

ただ、機械的に以上のことをやっているだけ、
上っ面を撫でているだけではいけません。
聴く姿勢そのものが大切なのです。

<<
コーチングの基本、それは「コーチが相手の話題についていく」ということ。
でも、慣れていないコーチは、実際にコーチングをする前にシナリオを書いて
しまう傾向があります。(P.123)
>>

シナリオを書いてしまうと、
強引に自分の考え通りに結論を持っていこうとしてしまいます。
そして相手は話したいことが話せなかったと感じます。
こうした押しつけは、会話でもデートでも同じ。
自立した女子にとって、シナリオ通りのデートは、
「私なりに描いてたデートと違う」「私の希望は無視ね」
「私は人形じゃないのよ」と感じてしまいます。
これは相手に対する「ひとりよがり」「自己中」という気持ちに繋がります。
そうではなく、相手の心を汲み取り、思いやりや配慮をみせ、
さらにはアドリブがきく柔軟性が必要です。
一緒に考えながら生きていく、そう常に考えていることが大切なのです。

最後に、こういった心の持ち方は重要だなと感じたので引用します。


<<
たとえ振られても、今、失敗したと感じていても、それは失敗ではありません。
なぜなら、コーチングには、「失敗する経験」はない。あるのは「成功する体
験」か「学ぶ体験」。(P.132)
>>

男女関係なく、こう言ってもらえると心強いですね。
それに、次に繋げる体験をしたんだ考える姿勢は
恋愛だけではなくビジネスにおいても重要なのではないでしょうか。

もともとコーチングはスポーツ、ビジネスが主な範囲ですが、
本書はその応用編と言えます。
それだけにコーチングって何だろう、ちょっと知りたいな
と感じている人には、「モテる」という身近な題材を扱っているので、
コーチングの導入として最適な一冊となるのではないでしょうか。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「コーチングと合コンテクが同時に学べる」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい:コーチングに関心がある人、そしてモテたい男子

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◆本日の格付け
☆☆☆★★
コーチングを通してコミュニケーションの真髄を学べます。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


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2008年04月03日

『親業』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『親業』
・著者:トマス・ゴードン
・出版社:大和書房
・ISBN:4-479-01113-7
・価格:¥1,900
・初版発行日:1998年11月5日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4479011137/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
トマス・ゴードン
シカゴ大学卒業。同大学大学院で博士号を取得し、5年間教鞭をとった後、
カリフォルニア州心理学会会長をつとめるなど、臨床心理学者として研究
と仕事をする一方、ETIを設立し、その会長として、リーダー訓練、親
業訓練、教師訓練など多様な訓練プログラムを開発実施して活躍している。

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<ブックレビュー>
子育ての本ですが、何かどこか、コミュニケーション全般に通じることを
語っています。例えば、

>>
親は、当然子どもより年をとっているし、経験もあるが、その経験や知識
があったために、真理への道が開け、善悪の判断を常に正しく行うだけの
叡知を獲得したとは、はっきりいえない。たしかに「経験はよい教師」で
はあるが、必ずしもなにが正しいかをいつも教えてくれはしない。知識は
無知よりいいが、知識人は必ずしも賢人ではない。
(P.269)
<<

という、当たり前といえば当たり前ですが、
ほとんどの人がいざ自分が親の立場になると勘違いしてしまう
子どもとの接し方は、別に子ども限定じゃなくて大人社会の

人間関係と同じだと思います。

こういった調子で、全編にわたって親が子どもと対等な意識を持ち、
相手を認めてあげて受容することの重要性が示され、
そのためのコミュニケーションの取り方が説明されています。


>>
人間は相手を心から受容する気持ちをもち、そのことを相手に伝えること
ができれば、相手をしっかりと助けることができる。自分との関係の中で
相手が成長し、建設的な変化をとげ、問題解決の能力を身につけ、精神的
にも健康になり、創造的で、持っている可能性を最大限にのばすことがで
きるようにするには、相手をありのまま受容することが重要である(これ
は、単純だが美しい人生のパラドックス”逆説”のひとつである)自分は
今のままで相手に本当に受容されていると感じると、人はそこから動き出
す自由を手にし、思いのままに自分の変身・成長をはかり、能力を発揮す
る方法を考えられるようになる。(P.36)
<<

という考え方で子どもと接していくのですが、
子どもじゃなくても、受容されていないと感じる人の前で
のびのびと自分を伸ばしていくことなどできそうにありませんよね。
なので「受容」は、年齢に関係なく大切だと思いました。
子どものころに十分に受容されると、厳しい社会に出ても
柔軟に生きていく楽しさを見つけられる人間になるんじゃないでしょうか。

>>
私の経験では、子供にとっていちばんやりにくい親とは、やさしい言葉で話し、
「自由」にさせ、受容しているかのように行動してあれこれ要求しないくせに、
本当は受容していないことをかすかに伝える親である。(P.28)
<<

ここは、大きくうなずかざるを得ません。
社会的地位があって、子供に理解を示しているつもりで、
本当は受容していない親というのは、結構いそうです。

「勝負なし法」というツールもなかなか興味深いやり方です。
これは、意見が食い違った時に、強いほう(親や社会的地位が高いほう)が
ねじ伏せて意見を通すのではなく、一緒に何が問題か考え、解決方法を考え、
いくつか出した解決方法を一つ一つ評価して、
ベターな解決方法を選択するというもの。
親子関係のみならず、あらゆる場面で活用できる方法ですよね。

子供の考える力をのばすための方法論をかかれた本ですが、
今んとこ子なしの私は額面通り受け止めてもしょうがないので。
あらゆるコミュニケーションの基本となる本、と認識しています。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「親業は、マネジメントの極意でもあります」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい人:教育的立場にいる人全員

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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
子供がいる人に限らず、人とのコミュニケーションに課題のある人全てに
読んでほしい本です。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。



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2008年04月02日

『しぐさのマナーとコツ』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『しぐさのマナーとコツ』
・著者:井垣利英(監修)/伊藤美樹(絵)
・出版社:GAKKEN
・ISBN:4-05-403203-6
・価格:¥1,200
・初版発行日:2006年9月21日
・アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4054032036/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
井垣 利英(いがき としえ)
(株)シュリロゼ代表取締役。1970年、名古屋生まれ。中央大学法学部卒業。
フリーアナウンサー、学習塾FC本部の企画営業などを経て、2002年に起業。マ
ナー、話し方、メイクなど多角的な自分磨き”ブラッシュアップ講座”、社員
研修などを開催。アナウンサー、元客室乗務員、メイクアップアーティスト
どによる講座を展開。現在、自社での講座以外に、企業や大学などでもセミ
ナー・講演を行っている。テレビ雑誌のマナー関連の取材多数。著書に『プ
リンセス・マナーブック』(大和書房)、『美人オーラをつくる!』(DHC)
などがある。

伊藤 美樹(いとう みき)
神奈川県生まれ、東京都在住、血液型はO型。ふいに思いたって2001年よりフ
リーのイラストレーターとして活動開始。好きなことは、モノを創ること、食
べること、飲むこと、笑うこと、散歩、そして絵を描くこと。著書に『食べ方
のマナーとコツ』『贈り方のマナーとコツ』『ウェディングのマナーとコツ』
(いずれも学研)、『おうち歳時』(成美堂出版)。

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<ブックレビュー>
以前に配信した『お仕事のマナーとコツ』




に引き続いての「マナーとコツ」シリーズ、今回は「しぐさ」です。
いい年して「動きが荒い」と友人から指摘される私にはピッタリの
本ではありませんか。

『お仕事の』にも通じることですが、この本でも
マナーを「形」ととらえるのではなく、
その本質であるところの「心」について説いています。
形式的なマナーよりも、その時相手に思いやりを持っているのか、
ということが大切なんだと。
思いやりを伝える形のひとつがマナーである、というとらえ方です。
全編イラスト仕立ての、楽しい本です。


第1章 印象美人になるための、しぐさと立ち居振る舞い

陸(りく)、海(うみ)、空(そら)という自衛隊のような3人が、
自ら体を張って美しいしぐさとは如何なるものか、を教えてくれます。
好印象を与えるための装いやあいさつ、立ち方歩き方や
モノの扱い方、お招きされたときに気をつけることなどなど、
すぐにでも実践できることでいっぱいです。
基本的には、優等生でガーリーな空ちゃんを見習えばいいように
できていますが、陸のズボラぶり、海の空気読まないやりすぎ感も
きちんと私たちの身につまされるように描かれています。
(しかし陸も海も、空を見習って成長していきます!)


第2章 公共の場で気持ちよく過ごす マナーとルール

電車や飛行機、お店や温泉での「正しい過ごし方」集です。
電車は降りる人が先!(P.70)
エスカレーターの片側は急いでいる人用!(P.77)
など、「そんなこと言われんでも分かってるわ!」的なことも
たくさんありますが、基本中の基本ができているか否かを
チェックし、自分のマナーを振り返るためには役立ちそうです。


第3章 冠婚葬祭の作法

一番「えっと、どうするんだったっけ」と思う部分ですよね。
非日常だし。
私などは周りが独身だらけなので、思い出したかのように
結婚式があるたびに、「えっと、どうするんだっけ」状態ですので
こういうことがまとめられている本は必携です。

ほんわかしたイラストと手書き文字に安心して
何度もちょくちょく読んでいれば、自然とマナー心も身につくのかな、
なんて思える本です。
冒頭にも書きましたが、形より心、なのは確かです。
でもせっかくの心は伝わらなければ意味がないわけで、
それを伝えるのに一番てっとりばやく美しい形、がマナーなのですね。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「形より心 心を伝えてあなたもマナー美人!」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい:ガサツな人、やりすぎてしまう人
        空気を読まなくちゃ、と思っている人

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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
こういう本は、ちょいちょい読み返すことも大切かもしれません

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。



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2008年04月01日

『仕事を成し遂げる技術』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『仕事を成し遂げる技術』
・著者:デビッド・アレン
・出版社: はまの出版
・ISBN:4-89361-333-2
・価格:¥1,800
・初版発行日:2001年9月28日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4893613332/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介

デビッド・アレン
Davidb Allen & Co.代表。経営コンサルタント、管理職指導者、教育者として20
年以上の経験を持ち、世界で最も影響力のある生産性についての専門家の一人と
して知られる。オラクル、L.L.ビーン、QVC、世界銀行などで講演・指導してきた。

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<ブックレビュー>
この本はGTD(Getting Things Doneの頭文字)という
デビッド・アレン氏が提唱する仕事術を説明した本です。

私たちは、やらなければいけないことや、気になっていることを持ちながら
日々仕事をしたり生活をしていますが、
やらなければいけないこと、気になっていることを整理しないまま生活するのは、
いろんなものが雑多に散らばった机の上で作業をするようなものと言えます。
机の上のものが邪魔になって集中できなかったり、
そのせいで生産性が落ちていたり……。
頭の中を整理して、すっきりした気持ちで仕事をすることは、
整理整頓されて必要なもののみが置かれている机の上で
作業に集中するということに等しい、ということが、
この本を読めば分かります。

この本で解説されている「GTD」の流れは以下の通りです。

頭の中を整理するためにまず、
気になっていることや、やらなければいけないことを
全部書き出していきます。
その時に本当に全部書き出すので、何時間もかかる場合もあります。
仕事やプライベートを分けず、いつかやりたいことや、
今すぐ出来ないことでも一旦全て書き出します。
私にとってはわりと楽しい作業でした。
そして書き出したものを「実行可能かどうか?」 でまず検討し
実行できないものは

「捨てる」
「いつか/もしかしたらやるかもしれない」
「参照資料」

にの3つに分別して保管します。
実行できるものについては「次の行動は何か?」を考え、
2分以内に出来るものはすぐに実行します。
2分以内に出来ないものも優先順位をつけ、順番に実行していきます。
人に頼むものは、「委託」します。
それでも実行できないもので多くのステップからなるものは、
プロジェクトとして別枠でプランニングし、行動を検討していきます。

私が感じたポイントとしては、
気になることを覚えておいたり、
その都度悩むために頭のスペースを使うのではなく、
そういうものをすべて書き出し、ツールを使って管理することによって、
いつもすっきりした気持ちでいられることがひとつ。
そして、仕事について常に「次の行動は?」という視点で
実行可能な作業に解体して管理していくという点です。

私は実際にこの方法で仕事をしていますが、
毎日どんどんやることを書き出して、
次々に片付けていくと非常にすっきりした気分でいられます。
精神衛生上もとても「使える」やり方だと思います。

GTDを実行していく上での細かいポイントについても書かれていて
例えばファイリングについては

>>
個人用のファイリングシステムは、手近なところに管理することを強く提案し
ます。あなたの書類受けから何かを取り出し、あるいは何かをEメールから印
刷したあとで、それに対してすぐに行動を起こす必要がなくても、将来的に価
値があるものは、それを信頼できるシステムに保管し終わるまで、一分以内に
するべきです。(P.134)
<<

ということで、ファイルとキャビネットとパンチとテプラを
常に手に届く場所においておくように書かれています。
確かに、離れているキャビネットまで歩いて行ったり、
テプラをいちいち引っ張り出したりしているのが面倒で
いつの間にか書類の山が……、となってしまうので、
これを実行するだけでも全然違います。

処理のためのガイドラインとしては

>>
・一番上にある項目を最初に処理すること
・一度に一つずつの項目を処理すること
・決して書類受けに戻さないこと(P.166)
<<

とあります。
1番上がジャンクメールで2番目が大統領からのメールでも
上から処理することが大切なんだそうです。
その都度決められたルールで書類を裁いていくことがいかに大切であるかは
何度も繰り返し説明しています。

リラックスしながらクリエイティブに仕事をしていく仕事術が
「GTD」なのです。使えますこれ。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「先延ばしよ、さらば」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい人  手帳ではどうしても仕事管理が上手く出来ない人

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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
IT技術者の間でカルト的人気の仕事術というだけあって、
非常に合理的な仕事術です。みなさんにぜひトライしてもらいたい方法。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


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2008年03月31日

『バカなおとなにならない脳』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『バカなおとなにならない脳』
・著者:養老孟司
・出版社:理論社
・ISBN:4-652-07811-0
・価格:¥1,200
・初版発行日:2005年4月20日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4652078110/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
養老 孟司(ようろう たけし)
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専攻は解剖学。現在、
北里大学大学院教授、東京大学名誉教授。89年「からだの見方」(筑摩書房)
でサントリー学芸賞受賞。
ほか著作に「唯脳論」(青土社)、「バカの壁」「死の壁」(新潮社)ほか多数。

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<ブックレビュー>
この本は、理論社(出版社)のホームページに寄せられた
小学校高学年から高校生が養老先生に対する脳や人生に関する質問に
養老先生が答えた本です。

質問は「あたまがわるい子はのうのしわがない、とか
のうが小さいとか言われます。ほんとうにそんなにちがうのですか。」とか
「おとうさんが、くしゃみをするとのうみそが外にでてしまうことも
あるんだぞと弟によく言います。たぶんうそだとおもいますが
ちょっと気になります。そんなことあるのでしょうか。
のうみそと鼻はつながっているんですか?」
と言った微笑を誘う素朴なものから
「「こころ」と「からだ」ってどうちがうのですか。
それから「自分」ってこころにあるのですか。からだにあるのですか。
とくにこころってどこにあるのか…小さいときからふしぎなんです。」
といった、ちょっとハッとしてしまう哲学的なものまで、様々です。

それに対する養老先生の回答は、それほど奇抜ではなく、
無難にこなしているという感じですが、基本的には

>>
ところで、ぼくたちが生きている複雑な世の中で、人間にとって、もっとも必
要な能力といったら、他人を理解する能力、そして相手にものを伝えて、逆に
相手からものを伝えてもらう力だ、ということはわかるでしょう?
つまり、言葉の能力と、それから相手の気持ちを察したり、見抜いたりする能
力。このふたつが、人間にとってとても大事だってことは、思い当たるでしょ?
で、その能力がない人が、しばしばバカって呼ばれるよね。(P.31)
<<

というふうに、コミュニケーションが一番大切だと説明しています。
そして、そのコミュニケーション能力を養うためには
情報の入出力を多くすることが大切で、
特に体を動かすことによるアウトプット(やってみる)が
大切であることを何度も言っています。

あとがきで
>>
親がまともに生活していたら、出ない質問が多いと思いましたね。まともとい
うのは、昔でいう肉体労働あるいは自営業です。考えてみれば、そういう職業
がほとんどなくなって、サラリーマンが増えましたからね。サラリーマンの世
界を子どもに納得させようとしても、それはなかなかむずかしい。課長、部長、
社長なんてのも、抽象的ですからね。親はそれを「現実」だと思ったりしてる
んだけど。(P.212)
<<

と言っていますが、この本でも、
子どもに抽象的な概念で何かを説明するのではなく、
実際、目で見て触れるものを通して社会という「現実」を
子どものうちからどう体験するかの重要性を説いているのでしょう。

バカな大人にならないためには、考えたことを体を使って試してみながら
コミュニケーション能力を鍛えていかなければいけない。
ということをこどもの質問に答えるという形式で教えてくれます。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「大人になるためには何が大切なの?」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい人:子育てで悩んでいる人。社会で躓いている大人たち。
           教育関係者。

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◆本日の格付け
☆☆☆★★
子どもの視点を通してかしこい大人とは何か?という気づきが得られます。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


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2008年03月11日

『お仕事のマナーとコツ』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『お仕事のマナーとコツ』
・著者:西出博子(監修)/伊藤美樹(絵)
・出版社:GAKKEN
・ISBN:4-05-403058-0
・価格:¥1,200
・初版発行日:2006年3月15日
・アマゾン:
http://www.amazon.co.jp/dp/4054030580/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
西出 博子(にしいで ひろこ)
国会議員、政治経済ジャーナリストの秘書を経て、ビジネスマナー講師として
独立。1998年渡英。英国法人ウィズリミテッドを設立し、日本にマナーの新風
を吹き込むビジネスマナーコンサルタントとして、企業のコンサルティングや
研修などを行う。著書は『成功と幸せをつかむ英国式ありがとうの会話術』
(日本実業出版社)、『完全ビジネスマナー』(河出書房新社)など多数。

伊藤 美樹(いとう みき)
神奈川県生まれ、東京都在住、血液型はO型。ふいに思いたって2001年よりフ
リーのイラストレーターとして活動開始。好きなことは、モノを創ること、食
べること、飲むこと、笑うこと、散歩、そして絵を描くこと。著書に『食べ方
のマナーとコツ』『贈り方のマナーとコツ』『話し方のマナーとコツ』(いず
れも学研)。

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<ブックレビュー>
マナーとは「相手の立場に立って物事を考え、行動すること」
という考え方に基づき、
これを身につけて仕事を楽しくするために書かれた本です。

第1章 仕事名人になるための、マナーとルール

で、基本的な身だしなみ、挨拶、言葉づかい、ビジネス文書の基本、
電話のかけ方、メールの打ち方などから、職場の人たちとの飲み方まで、
イラストを交え、トピックスごとに説明していきます。

第2章 仕事美人になるためのコツとアイディア

では、出張、クレーム対応、退職・転職のルール、社内恋愛
職場結婚等、会社における立ち回り「上級編」を説明しています。

全編イラストつきのストーリー仕立てで説明しているので、
かなり楽しく読むことが出来ます。
楽しく読むことができるマナーの本というのは少ないと思います。
(大体が読んでて途中で嫌になるんですよね……)

冒頭に「お仕事十か条」というのがあるので、
その中から3つあげてみます。

>>
「思いやり」とは想像力
お客様や消費者の立場に立つのと同様、仕事の相手(関係者)の立場に立って
物事を考えられるのが仕事名人。そしてつねに、相手が何を欲しているのか、
どうすれば、快く仕事をしてもらえるかを先回りして想像する習慣を身につけ
ましょう。(P.9)
<<

イラッとすると、分かっていても感情的になってしまってプンスカ怒ったり、
ついつい仕事を後回しにしてしまうことがあるので、
これは肝に銘じたいと思います。
長年仕事を続けているうちに分かってはきているんですよね、
自分が機嫌よく仕事ができることって、すなわち自分の周囲が
機嫌よく仕事していることとイコールだって。
よりよい仕事環境をつくるために、今後も頑張ります。

>>
大切なのはコミュニケーションをとろうとする姿勢
他人とまったくかかわりを持たないで完結する仕事はありません。どんな仕事
にも必要なのが、コミュニケーション能力。コミュニケーション能力とは、弁
舌のたくみさではなく、日頃から他人と会話しようとする姿勢の有無のことを
いいます。(P.8)
<<

その通り!ですよね。
姿勢の有無、というところがなかなかツボをついていると思います。

>>
締め切りがないものは、仕事ではなく趣味
「締め切り」があるということは、そこから誰かに「仕事」がバトンタッチさ
れるということ。多くの人間がそこにかかわっていることを認識し、時間管理
をすることは、基本的な仕事のルールです。(P10)
<<

などなど、本当に基本的で大切なことが十か条としてあげられています。

そのほかにも「耳障りな言葉」として
「〜とか」「〜ていうか」「〜的には」「超」「〜だし」「〜みたいな」
などの語彙が具体的に書かれていたり、
電話の受け方では「担当者が電話中」「担当者がわからない」
携帯番号を聞かれたら」「不在の理由」と
実際に新入社員が困りそうなところを細かくフォローしています。
「相手の立場に立って」書かれているところはさすがです。

単なるマナーの本というより、読み物としても楽しめる一冊です。
仕事のマナーを、とても楽しく実用的に説明しています。
楽しさと実用が両立しているマナー本というのは貴重です。
このシリーズは職場近くの巨大書店でも平積みになっているのですが、
ちょいちょい読んでいこうかなと思ってます。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「こんなにマナーが楽しくわかっていいのかしら?」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい人:これから社会人になる人、社会人になって間もない人、
自分のビジネスマナーを振り返りたい人

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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
可愛いルックスですが、これはビジネスマナー基本書の決定版です!

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


posted by ねえさん at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

『いつまでもデブと思うなよ』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『いつまでもデブと思うなよ』
・著者:岡田斗司夫
・出版社:新潮新書
・ISBN:978-4-10-610227-1
・価格:¥735
・初版発行日:2007年8月16日
アマゾン

■著者紹介
1958(昭和33)年大阪生まれ。1985年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックス
を設立、1992年退社。大阪芸術大学客員教授。著書に『オタク学入門』『「世
界征服」は可能か?』など。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ブックレビュー>
1年で50kg痩せた著者が行ったレコーディングダイエットを、
助走・離陸・上昇・巡航というプロセスでわかりやすく紹介しています。

「助走」フェーズでは食べた物の記録を始め、
太っている人は何故太っているのか、の原因を突き止めます。
助走のメモで自分の行動を客観化したら、
カロリー計算をプラスして「離陸」段階へ移ります。
離陸で食べた物のカロリー体重体脂肪率の関係を「知った」後は、
いよいよカロリー制限を始めて体重がぐんぐん落ちる上昇に入ります。

便利なサイト(本書内で紹介されています)などを駆使して
自分の基礎代謝量を調べ、そのカロリー内で毎日過ごす
という生活が始まります。
著者はメモを始めた助走で10kg痩せ、
上昇では「毎週1kg減少が2ヶ月以上」続いたといいます。

著者の場合は、1日1500Kcalが限度。
って、1500Kcalもイケるんだ!と驚きです。
私なんか1000Kcalちょっとなのになぁ、基礎代謝。
しかしファミレスやファストフードのメニューなどを見てみると、
1500kcalなど少し食べただけですぐに到達してしまいそうですが、
さまざまな工夫の仕方も教えてくれます。

>>
「ダイエットをしてるから食べられない」と考えず「全部食べたら太るから、
半分だけ食べよう」と考えること。「できない」ではなくて、いつも「どう
やったらできるか」考えよう(P.124)。
<<

こうして1500kcalで毎日過ごす事をゲーム感覚で楽しめるようになったら、
あとは自分の思い通りにコントロールをして痩せて行くだけです。

私がこの本で最も注目したのは
「ダイエットの終わり方、ダイエットからの卒業」が書かれている点です。
どんなダイエットでも続けていれば必ず痩せるのですが、
続けられなくなった瞬間から元に戻る、
あるいは今まで以上に太る覚悟をしなくてはなりません。
その1番の難関もこの本ならクリアする事が可能なのです。

明日からではなく今日から、
たった今から奇跡を起こす事が可能になる本です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「もう苦しいダイエットは卒業!!」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい人:いつもダイエットに失敗している人

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆本日の格付け
☆☆☆★★
ダイエット本ですが、仕事への取り組み方や、
物事の楽しみ方にも通じる本です。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


posted by ねえさん at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月07日

『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』

<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』
・著者:高野登
・出版社:かんき出版
・ISBN:4-7612-6278-8
・価格:¥1,500
・初版発行日:2005年9月5日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4761262788/ref=nosim/?tag=mainichi07-22


■著者紹介
高野 登(たかの のぼる)
1953年、長野県戸隠生まれ。プリンス・ホテル・スクール(現日本ホテルスク
ール)第一期生。卒業後、ニューヨークに渡る。ホテルキタノ、NYスタット
ラー・ヒルトンなどを経て、1982年、目標のNYプラザホテルに勤務。その後LA
ボナベンチャー、SFフェアモントホテルなどでマネジメントを経験し、1990年
にザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコの開業に携わった後、リッツ・
カールトンLAオフィスに転勤。その間、マリナ・デル・デイ、ハンティントン、
シドニーの開業をサポートし、同時に日本支社を立ち上げる。1993年にホノル
ルオフィスを開設した後、翌94年、日本支社長として転勤。リッツ・カールト
ンの日本における営業・マーケティング活動をしながら、ザ・リッツ・カール
トン大阪の開業準備に参画。現在はブランディング活動を中心とした、メディ
ア・パブリシティ戦略に積極的に取り組む。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ブックレビュー>
リッツ・カールトン大阪の立ち上げ、そして東京の開業にもたずさわった
一流ホテルマンが「ホスピタリティ」について語ります。

リッツの全従業員が常に携帯しているというポリシー「クレド」を軸に
世界各国のリッツを利用したお客様との「ちょっといい話」を
豊富に交えながら、本当の接客とは、ホスピタリティとは、
そして楽しみながら仕事をするということ、社内人材の育て方、
そして、よりよい仕事のための仕組みづくりにまで言及しています。

「クレド」はマニュアルではありません。代表的なモットーである
「紳士淑女にお仕えする我々も紳士淑女です」
のように、リッツで働くことの精神的な支柱となる「考え方」です。
彼らはそれを本当に理解し、身につけるために
そのカードを携帯し、何度も何度も読み返すのだそうです。

この「クレド」、社訓と言えばそうなんですが、
揺ぎ無い部分と、常に追加やブラッシュアップされていく部分があるそうで
決して会社からの一方的な押し付けでないことを物語っています。

そういった、会社と従業員の関係についても、とても真摯で、
ああ、こういうトコで働いてみたい……という気持ちになります。
(まあ、私は接客には向いていないんですけどもね)

>>
従業員を、現場での作業を完璧にこなす『人材』としてみるのではなく、企
業にとって最も大切な財産、プロフェッショナルである『人財』と明確にと
らえているのです。当然そこには、従業員としての強い責任感が求められ、
プロとしての義務も生じます。そこで初めて企業側と従業員との間に、本当
の意味でのパートナー関係ができ上がります。ところが、いまだに多くの会
社では、この関係が逆になっています。「私たちはこの規則に従います。会
社に対して○○はいたしません」というように、従業員が会社に対して約束
をさせられるだけというのが一般的だと思います。
〜中略〜
会社が私たちを信頼してくれているのだから、その信頼にぜひ応えたい。そ
んな気持ちに自然となっていったのです。(P.57)
<<

お互いハッピーな雇用関係、なんてうらやましい。

よりよい仕事のための仕組みづくりについても
クレームの吸い上げ法、現場の声の拾い方、ブランディング、
トレーニングなどなど、システマティックな方法が具体的に書かれていて、
なるほどな、と思います。

「人」を相手にし、サービスという無形のもので対価を得ている、
というホテル業界の特殊性もあるのかもしれませんが、
本当に「人間本位」で仕事をとらえているのだな、
ということがわかる一冊です。
ビジネス」というと、どこか冷たい印象がありますが、
血の通った温かみのあるビジネスもあるんですね。その好例。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「人間味あふれるサービスから、すべては生まれる」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
 読んでほしい:サービスにたずさわるすべての人。
        マネジメントをしている人。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆本日の格付け
☆☆☆☆★
仕事は人間がしているんだもんなあ、と再認識。
リッツ・カールトン大阪に泊まりたくなりました。
ラ・ベでお食事でも可。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。



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2008年03月06日

『「伝説の社員」になれ! 成功する5%になるセオリー』

<本日の1冊>

■ブックデータ
・書名:『「伝説の社員」になれ! 成功する5%になるセオリー』
・著者:土井英司
・出版社:草思社
・ISBN:978-4-7942-1585-7
・価格:¥1,200
・初版発行日:2007年4月25日
アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4794215851/ref=nosim/?tag=mainichi07-22

■著者紹介
土井 英司(どい えいじ)
1974年、秋田県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部でマーケティングを専攻。
学生時代にはギリシアに留学。大学卒業後は、ゲーム会社を経て、編集者・取
材記者・ライターとして修行。編集プロダクション、日経ホーム出版社を経て、
2000年にAmazon.co.jp立ち上げに参画。エディター・バイヤーとしてビジネス
書、語学書、コンピュータ書の担当を務める。2001年、同社のCompany Awardを
受賞。ビジネス・実用書の「陰の仕掛け人」として、数多くのベストセラーの
きっかけを作った。
現在は、出版コンサルタントとして、ビジネス書の著者・編集者に対するアドバ
イス業務を展開。
書評家としても活躍中で、読売新聞読書面「ビジネス道場」でも2007年4月から
連載を担当。ほかにも雑誌「アントレ」や「商業界」、「アスキービジネス」で
書評を担当するほか、自らのメルマガ「ビジネスブックマラソン」でも毎日1
万7千人の読者にビジネス書の情報を届けている。出版や自己表現に関するセミ
ナーも好評で、特に年2回行われる「最強の自分マーケティング」は、毎回
満員御礼。著書に『成功読書術』がある。


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<ブックレビュー>

ビジネス書を1万冊読破した著者が、
自身のこれまでのキャリアに即して、
「伝説の社員」になるためのノウハウが書かれています。

さて「伝説の社員」とは一体何ぞや。

>>
ここぞという場所では、自分を安く売る。そのほうがあとで、何倍ものリター
ンがある(P.17)
<<

まず自分を安く売るというはどういうことなのでしょうか。
ここで、逆に、自分を高く売ることを考えてみます。
経営者の立場で考えると、自分の値段が高ければ高いほど、
会社はモトを取るため、できる仕事の範囲でコキ使おうとします。例えば新入社員で
すね。

できる範囲とは自分の能力の、たとえば95%です。
人間の能力は95%しか使わないでいると、それが自分の最大能力になってしまいま
す。
できる範囲の仕事を繰り返した場合、能力は95%の95%でおよそ90%。
どんどん能力を発揮できなくなっていくのです。

しかし自分を安く売った場合は、
給料以上の仕事をしてくれていると見る会社は一目置いてくれるし、
多少の失敗も多めにみてくれるので、さまざまなチャレンジすることができます。
それにより将来のウリとなる経験や成果が生まれてくるのです。
自分も高められ、何倍ものリターンがあるわけです。

>>
いま就いている仕事があなたの望んだ職業なら、
仕事の内容そのものを授業として考えることができます。(P25)
<<

いまの年収が自分に見合ってないと感じている人は
多いのではないでしょうか。
実は私もそのひとりなんですけど。
お酒の席なんかで、よくこういった話題になりますよね。
しかし、著者に言わせると、
年収を給料+授業料と考えろ、と。
そして授業料を払っているのだから、
もっと学ばなければ損だという気持ちにもなり、
仕事そのものに意欲がわいてくる。
これはとてもスマートな考え方のひとつだと思います。

ほんのすこしだけご紹介しましたが、
他にも以上のような仕事への取り組みや心の持ち方が
著者の実際に行ってきた目線で書かれており
参考になる点ばかりです。

いち社員としての心得がこの一冊にぎゅっと詰まっています。
おそらく著者の実践し感じてきたものが、
血や肉となり、本書になったのではないでしょうか。
とても力強いメッセージの感じる一冊でした。

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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜

「とんでもなく成功する、それが伝説の社員」

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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい:入社10年以内の人、とくに新入社員
ビジネス書を初めて読む人、またはたくさん読んできた人

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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
ビジネス書を相当数読み込んだ著者だけあり、
ビジネス書のなかのビジネス書といえます。一読の価値ありです。

※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


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