■ブックデータ
・書名:『齋藤孝の速読塾』
・著者:齋藤孝
・出版社:筑摩書房
・ISBN:4-480-81651-8
・価格:¥1,200
・初版発行日:2006年10月25日
・アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4480816518/ref=nosim/?tag=mainichi07-22
■著者紹介
齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、
現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。NHKテレ
ビ「にほんごであそぼ」の企画・監修。
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<ブックレビュー>
この本では、たくさん本を読むためのコツを説明しています。
ミもフタもない言い方をすると、
別に本なんて読まなくても生きていけるんですけど、
齋藤さんは
>>
バランスのとれた価値判断能力を養う上で、多くの本を読むことが欠かせないと私は
思っています。本がたくさん読めない、あるいは読解力や理解力が足りない人の一般的
な傾向として、趣味が狭く、自分の好きなものだけに固執し、物事を決めつける性質が
あります。(P.13)
<<
と最初に言っています。
関西人は、自分の好きなものだけに固執し、物事を決めつける傾向がありますが、
本を読まない人が多いのかもしれません
(嘘です、関西人は自らわざとそう言っているだけで
本当は世界の多様性を受け入れています)。
あるものを「絶対である」と信じることによって、
その他のものすべてにバイアスをかけてしまうような生き方は
あまり豊かだとは思えないので、
そうならないためには、限られた時間の中で
たくさん本を読むテクニックも必要なのかもしれません。
>>
「多読は」そうした価値観の”偏食”を直してくれるのです。(P.14)
<<
>>
先入観や凝り固まった自分の考えに固執しないのが知性ですが、(P.43)
<<
こういう鋭い指摘を交えながら、
「速読・多読」の考え方(割り切り方)や方法が書かれています。
ここで言う「速読・多読」は、読後の到達ラインを明確にし、
使える概念をゲットすることが最終目標なので、
斜め読みや飛ばし読みをしてもOKとなんだそうです。
「本をたくさん読めば、本の内容なんてどうせ忘れていくので、
重要ポイントを見抜けるようにさえなれば
はじめから最後まで全部読まなくてもいい」
という考え方です。エッセンスだけを抽出する目を養う感じですね。
その後、
●同じ分野や作者の本をまとめて読むと慣れてくるので速く読める
●線を引いてポイントを押さえながら読むと効率的に読める
などの細かいテクニックに入っていきます。
しかし、線を引くのは、自分の本だけにしたいものですね。
(図書館の本に線を引くバカが最近はいるようですが)
>>
速読・多読」のもっとも基本にある精神は「およそ人の言うことで、わからないことはない」ということです。(P.190)
<<
と、最後にあります。
その気持ちで、まず多読をしていこうという心構えが一番大切なようです。
多読をすれば発想が柔軟になり、創造性が豊かになる。
そのコツを作者の経験から説明してくれています。
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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜
「多読は人生を変える!」
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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい人:本をたくさん読みたいと思っている人
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◆本日の格付け
☆☆☆★★
多読・速読のテクニックについてはそれほど目新しいものではないですが、
非常にわかりやすく丁寧に書かれています。
※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。


